「いつか絶対にバキバキにイケてる髪型、髭に戻して生きてやる」
4年前、大学の卒業式と内定先への入社日が間近に迫り、ご自慢の又吉風ヘアーとMr.サタン風の髭を刈り落とす直前に感じたことです。
田舎で金髪マイヤンオヤジを見ながら幼少期を過ごし、学生時代には先述のスタイルで海外放浪したことにより美的感覚がイカれた僕にとって、いかつい髭と髪型・髪色は社会に媚びずに生きていけるイケオジの象徴であり、自由の象徴でした。
「その汚い無精髭に触れると痛いから脱毛して」
僕の""""カノジョ"""""から4ヶ月前に通達されたA級任務です。
「社会に媚びる人生」か「自由」か。選択の刻は来ました。
「髭は自由象徴‼️😡俺自由守る‼️😡😡」と朝青龍構文で主張してみたものの、相手にされません。
僕は湘南美容外科で髭の永久脱毛をすることに決めました。
そうすると、心が晴れやかになりました。
僕は「自分は自由な人生を生きなければならない」と自分に呪いをかけ、結果として不自由になってしまっていたことに気が付いたのです。
髭を剃る選択をもできる人生こそ自由なのです。
駆逐してやる、この世から1本残らず。
僕の無精髭(じゆう)がキミを傷つけないように。