学生時代の親友から結婚すると伝えられた。
相手のことも知っていたので特に驚きはなく、すぐに心の底からお祝いの言葉を伝えた。
久しぶりに会うと「昔と比べても中身は全然変わらないね!」なんて言う友人もいるけれど、2ch生まれネトゲ育ちの卑屈な僕が人の幸せを心から祝えるようになったんだから割と大人になっただろ!と自覚している。先述の件は象徴的な出来事だと思う。
5年前、この先この料理を超える食べ物には出会えないだろうと思える料理に出会えた。
3年前、ワイナ・ポトシの頂上から朝日に照らされる金色の雪とラパスの街並みを見てこれ以上美しいと思える景色は二度と見られないと思った。
こういった経験をよりどころとする「やりたいことをやり切った感」は一方で人に優しくできるきっかけになって、また一方ではここから人生は閉じていくだけだという絶望感を覚えるきっかけにもなった。
この優しさを向けられるべきは、この絶望を癒してくれるのは、すきぴ、君だった筈なのに…
これは僕の失恋じゃなく、僕とすきぴの失恋。
すきぴ、悪いのは君じゃない。もちろん、僕でもない。
悪いのは僕に憑いた【"""霊"""】です。
ーーーーーー以下、宣戦布告ーーーーーーー
我が身に纏わり付く穢れた霊よ。
俺はお前の行いに【遺憾の意】を表明するぜ。
座禅の聖なる炎で貴様を焼き尽くし、その身を滅する。
おっと、逃げるのかい?そっちは行き止まりだよ?笑
責任はちゃんと取らなきゃね笑
奈 落 へ よ う こ そ